ついつい感情的になってしまう時。
俯瞰視点で自分を客観的に観てみる。
深呼吸する、数を数える、etc…
とにもかくにも、一瞬冷静になってみるべし。
と、世の多くの先生方が言っている。
なるほどと思って実践してみるも
壁にぶち当たってしまう、思うように自分が変われない。
こんな人が多いのはなぜなのか?
ということで、前回の続き、表題の考察・後編です。
えーっと、まずもってネガティブ感情が湧いて
心がザワザワ・ワサワサと波だった時の対処として
俯瞰視点で自分を客観視してみる。
このアプローチは果たして正しいのか?
本当に効果があるのか?という問もあろうかとは
思うのですが、それはひとまず置いておくというか
まぁ、人間の心・精神といった部分に深く関わりのある
多くの師・先生と周りの人から認められてきた
様々な分野の多くの方々が、各々多少の表現の違いはあれ、
基本的には同じ趣旨の事をおっしゃっているわけで…
このアプローチには間違いなく何らかの効能がある。
という前提で話を進めます。
さて、それでは
このアプローチには何らかの効能があるのは
間違いないはずのに、思うように自分が変わることが
できないと感じてしまうのはなぜなのか?
多くの先達が言っていることに間違いが無いのであるならば
これは受け手側の問題ということになるわけです。
などと言いつつ…
実際に僕もコレを日常生活の中でトライしてみるに
いや、言っていることは理解できるし、
口で言うのは たやすいけれど、実際にはなかなか難しいよなぁ…コレ
と、感じていました^^;
でも、今から数カ月前の、ある日、ある時、ある瞬間?!
『あぁ…そういうことか…』と、あることに気がついたんです。
そして、それに気がついてからというもの
この対処法・アプローチに対する自分の中の
ハードルが めちゃくちゃ下がったというか、
実にスムースに 日常の中で実践できるようになっていったんです。
で、気がついてみれば いや、ずいぶんと変わったかも俺。。。(・o・)
と、最近は少し実感できたりもしているわけです。
・・・
さて、では、ここから本題に入ります。
(って、ここまでが【前編】でよかったよなぁ…
うーん。。。切りどころ・配分を間違えた^^;)
僕が気がついた【あること】とはですね
深呼吸してみましょう、3秒数えてみてください
怒ってる自分がいるなぁと別視点で自分を眺めるような
イメージを持ってみましょう、etc…
多くの先生方は(特に本物の香りが漂う人は特に)
ここまでのことしか具体的には言っていない。
コレ以上のことは何も語っていない、指示していない。
ということなんです。
前述の、僕が以前に実践してみて、自身が感じていた
いや、言っていることは理解できるし、
口で言うのは たやすいけれど、
実際にはなかなか難しいよなぁ…
という、この一文の中に僕達が壁にぶち当たってしまう
原因・落とし穴が凝縮されているというか
そう
先生達は、〈理解できる、たやすいこと〉しか
実は言っていないのに、勝手に受け手側の僕達が
〈難しいよなぁ…〉をつくりだしてるという図式。
コレに気がついたわけです。
先生に言われたとおり、俯瞰視点で自分を眺めるイメージを
してみたんですけど、怒りの感情が全然おさまらず、
怒鳴り散らしてしまいました。こんな未熟者の自分が情けない…
せっかくご指導いただいているのにスミマセン。。。
みたいな(^_^;)
例えば、こんな落ち込み方をしてしまうわけですよ
僕たちは
でも、コレ、先生側にしてみれば
オイ、オイ、俺は一言も怒っちゃいけないとか
そんなこと、言ってないんだけどなぁ。。。(^o^;)
と、苦笑いのツッコミを入れたくなると
思うんですよね、おそらく。
怒りの感情が湧いた時、今まではその感情に任せ
即反応してしまっていたところに、
ほんの数秒でOKだから ワンクッション入れてみることを
まずはやってみ
としか先生は言っていないのに
その話を聞いた僕たちは勝手に
それをやった後には、これまでの自分とは別人のごとく
怒りがおさまり、冷静に、おだやかに、その局面に
あたっている聖人君子的スーパーな自分が出現する。
みたいな幻想をいだくわけです
(ちと極端ですが、わかりやすくするため…^^;)
このアプローチのプロセスをSTEPで表現すれば
STEP1.感情が乱れる事象が発生する。
STEP2.ネガティブ感情が湧いてくる。
STEP3.その感情に反応する前に一呼吸おく(俯瞰・深呼吸等)
↑ここまでで本来、このアプローチは完結なのに
STEP4.そうすることで瞬時にネガティブ感情がおさまり、
冷静に対処ができる自分がいる。
こんな幻想というか、そうあらねばならないという思い込み
みたいなヤツをセットで付け加えてしまう。
3までできればこのアプローチについては実は完結なのに、
4の結果が伴わないと意味が無いとか思っちゃているので
俯瞰視点を持つのは何と難しいことなんだ… と
そもそも、長年に渡って自分の中にしみついる
ネガティブ感情が湧いてしまう何らかの因子に対して、
せいぜいがわずか数秒のイメージ・深呼吸で 4みたいに
なれたら苦労はしないというかですね
そんな魔法のようなことを勝手に描いてしまうから
難しいことに感じてしまうわけです。
コレ、例えば
長年に渡って溜め込んだ脂肪を減らしたい
すっかりデブになってしまった自分を変えたい。
と、ダイエットに取り組む時
まずは毎日決まった時間、体重計にのって、
それを記録することから始めましょう。
とかよく言われますよね。
で、このアプローチ、確かに効果はあるわけです。
まずは日々の自分の体重を認識する。
焼き肉をたらふく食べ、ビールがぶ飲みをすれば
体重が増えるし、腹八分目、野菜多めの食事にすると
体重ってホントに減るんだなぁ…と
そして、やがては日常の食生活、カロリーの
摂取・消費バランス等も意識するようになり、
体重が少し減り出すと、よし、少し運動もしてみるか
と、意識が変わり、やがては徐々に
体重・体型が変わってくる。
ザックリ言えば、まぁこんな感じですかね。
でも、ここでダイエット開始早々のわずか数日で
体重計に何度かのって、それを記録しただけで
瞬時におしゃれな服を着こなせるような自分に変身。
なんてことは起きるわけがないと
僕たちは理解できるわけで。。。
ネガティブな感情が湧いた時には一呼吸おく、
自分を俯瞰視点で眺めてみる
というのは
まずは体重計にのって日々の体重記録から
的な?!
例えば、こんな具合に捉えてみると
過度な期待や思い込みの呪縛にとらわれることなく、
それでいて、その確かな効能は理解できる。
自分を変えるために必要不可欠な最初のSTEPであり、
かつ継続的に行っていくべき大事なアクションである
というイメージがつけやすいかと思うわけです(・_・)
・・・
えーっと、長々と書き殴ってきましたが
僕が気がついた【あること】の概要は何となくでも
伝わりましたでしょうか?
何かこうしてあらためて文章で表現しようとしてみると
何を当たり前のことを仰々しく
みたいに感じてしまう自分もいたりするんですが…
いや、でも、コレを発見した時の 『あぁ…そういうことか…』の瞬間はホント
キンコンカンコンと鐘が鳴り響いたんですって!(笑)
そして実際に、コレに気がついてからは日々気楽にというか、
前述のプロセスの 4の呪縛から解き放たれた状態で
事ある毎に
〈おっと、またまた今イラッとしてるな俺〉
と、やっているうちに
〈あっ、今のは、以前とは違った心の反応があったかも…〉
みたいなことが感じられるケースが徐々に
ちょいちょい出てくるようになり
で、気がつくと
以前とは感じ方、反応ポイント、リアクションが
明らかに変わった自分がいるぞと
多少なりとも実感できるようになったというか
そして、そんな変わったなと思う自分を鑑みるに
それは常に冷静で・穏やかで・的確で・完璧な
聖人君子の如くのスーパーな自分では勿論決して無く、
時には怒り狂い、どす黒い感情?!に支配され、
巻き込まれる時もあるわけで。。。
でも、この少し変わった今の自分について
うーん…なかなかどうして悪くない。。。( ̄ー ̄)ニヤリ
と、現時点では思えている自分がいるわけです。
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