長谷川豊さんが少子化問題について
熱く語っているのを見かける機会があって
『なるほどね~』と思ったのよ。
長谷川さんのしていた話を
ザックリ説明すると
その対策として世の識者と言われる人達は
待機児童問題、保育所の整備が大切だ!
と、鼻を膨らませてがなりたてていて、
メディアもそういうのばかりを報じており
政治家たちも、それは重要なコトだよね
という方向で選挙前には有権者たちに訴え、
国を挙げて、日本の少子化対策のかなり
重要な柱としてこの課題は位置づけられている と。
だけど、実はそんなモノは所詮
対処療法であって、日本のそういう環境整備は
諸外国と比べてもかなり頑張ってるんだぜ
と、それを表すデータを示しながら
ムダとは言わないけど、この部分を
どんなに頑張って推し進めたところで、
少子化問題は根本的には決して解消しない!
と言い切るわけなのだ。
で、そもそも、この問題の根本は日本の男に
『あー、この人の子どもを産みたい』
と思わせる魅力が欠乏しているから だと
そして、その魅力を失わせてしまった
原因とは、戦後のあまりに左寄りに
偏った教育のせいだとおっしゃるわけ。
(えーっと、コレ、ご本人の意図することを
正しく伝えているかはもちろん定かではないけど、
僕はそう受け取ったという話ね。念のため^^;)
まぁ、この論理の是非という話は
ココでは、おいておくとして、、、
僕が感じた『なるほどね~』は
その視点の持ち方の方なのだ。
何かしらの問題がなかなか解決しない時って、
僕たちは、その問題について、
あーだこーだと考えるのに
無意識のうちに、どこか固定的な大前提を
持ってしまっている。
みたいなトコ、あるでしょ?
例えば、この少子化問題の話でいえば
長谷川さんがこの問題について語っていた
前後の文脈も少々お借りして記してみると
男女同権のこの時代。
今や社会に出て女性が働くのは
当たり前のことである。
女は家庭に入って子育て家事に
専念していればいい!なんていうのは
時代錯誤もいいとこで、世の女性は
皆、社会に出て輝きたいのだ。
だから、女性が輝ける、
一億総活躍社会を創造していきます!
的な?!(¨ )
こういう大前提を元に思考すれば
女性が子どもを産まないのは
育児の問題で女性が安心して働けない
環境が原因、諸悪の根源に違いない。
女性が子どもを産まないのは、
実際問題、産めないからなんですよ!
だから、女性が働きながら子育てできる
環境を国は大至急整えるべきです!
それなのに国は腰が重くて
いつまでたっても。。。
などという論評がとても
もっともらしく聞こえるわけ。
(ちなみに、わかりやすくするため
記した文脈が、かなり雑で荒っぽい
感じなのはご容赦の程を…^^;)
でも、長谷川さんの視点のように
そもそも少子化という現象が起きているのは
女性が子供を産みたいって思わないからじゃね?
というところからスタートすると
先の文脈には(雑なのを差引いたとしても)
ツッコミどころがワラワラと出てくるというか、
他に因果関係がありそうな課題・切り口が
いろいろと湧いてくるでしょ?
さて、ここで。
ここからが本題になってくるのだけれど
こんな具合に話を進めてくると、
何か固定的な前提を持ってしまうコトが
問題解決の妨げ、邪魔になる。
みたいな感じに聞こえるかもしれないよね。
でも、それって、
半分アタリで半分ハズレというか。。。
単純に
固定観念を外しましょう とか
物事は様々な角度・切り口から
観ることが大切です とか
こういうのって、あまりに
よく言われるものだから、
僕たちはコレらを単なる陳腐化した
定型句 的にとらえてしまっていて
「ハイ、ハイ、それは大事だよね、、」
と『ハイ』を2回言ってしまう
みたいな感じってあるでしょ?
だから
『ハイ』は1回!(-_-メ)
と、自分にツッコむために、この話。
もう少し丁寧に掘り下げてみたいのだ。
(つづく…)
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